あらためて知りたい、千切りと細切りの使い分け。

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千切りと細切りの使い分けできますか!?

料理をしていると、素材の切り方一つでも多くの切り方があることに気がつきます。中でも使い分けが曖昧になってしまうのが、「千切り」と「細切り」。レシピなどでも、どっちとも取れる使い分けをしている場合もあります。それでも名前が違う通り、「千切り」と「細切り」は別のもの。きちんと知って、おいしい料理を作りたいですね。

千切りと細切りの違い

結論から言ってしまうと、千切りと細切りの違いは、その「細さ」です。細切りは3mm、千切りはもっと細くて1mmが目安です。サラダのように、生で食べるものは千切りにすると食べやすく、炒め物など食感も大事にしたい場合は細切りがおすすめです。作る料理にもっとも合う切り方を選ぶのが、料理上手への近道です。

切り方は、細切りも千切りも同じ要領で作ることが出来ます。最近は専用の便利な料理器具もありますが、一度は包丁を使って試してみたいですね。今回はにんじんで細切りを作ってみます。

細切りと千切りの違い

▲まずは素材を薄切りにします。

繊維にそって切ると歯ごたえがあり、繊維に直角に切ると火の通りも早く、やわらかい仕上がりになります。にんじんは両方のいいとこ取りの切り方がおすすめです。斜め薄切りを端から切って、繊維をナナメに絶つように切ります。セロリや長ネギもナナメに切りますよね。にんじんもナナメに切ると食べやすいんです。

にんじんの細切り

▲薄切りにしたにんじんを少しずらして重ね、端から順番に切っていきます。

こうして切ることで、長さのそろった細切りにんじんの完成です。

細切りのにんじんを使って即席きんぴら

細切りにんじんできんぴらに挑戦

細切りにしたにんじんは、油で炒めれば甘みが出て美味。そこで即席で、きんぴらを作ってみます。
フライパンにごま油をいれ加熱し、豚の細切れをさっと炒めます。そこに細切りにした具材を入れ炒めていきます。油がまわれば、砂糖と醤油で味付けをして完成です。

にんじんきんぴら

最後に七味唐辛子でピリッとした辛みをきかせてもいいですね。

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