目に見えない麹菌の力はスゴい!
塩麹や味噌など食材を美味しく変化させる麹。
その中でも一見難しそうな甘酒作りのコツを麹屋さんが教えてくれました。
麹で甘酒作り!秘訣は麹菌が生き生き働く温度管理
次のレシピで1.5ℓ弱の甘酒ができます。
お手持ちの炊飯ジャーの容量に合わせて調整してください。
(我が家は3合炊きなのでレシピの約半量に作りました)
温度計を用意しましょう!
1. 生麹2.5合(1.5合)をもみほぐす。
2. 米0.6合(0.3合)を1.3ℓ(0.6ℓ)の水でお粥にする。
(初心者の方は水を少なめにした方が失敗は少ない)
3. 炊けたお粥を炊飯ジャーに入れ60°まで冷ます。
【重要ポイント!】
温度が高すぎると麹菌が死んでしまうのでここでの温度は必ず計る。
4. 冷ましたお粥に、もみほぐした麹を加えて100回位混ぜる。
混ぜ終わったとき55°がベストですが多少の温度差は気にしなくても大丈夫)
5. 炊飯ジャーで保温。
最近のものは保温温度が高く保温性に優れているので約2時間で一旦、保温を切る。後、55°〜60°の麹菌が働く温度を保つように保温を入れたり切ったりを繰り返す。約8時間後、甘酒の出来上がり。
6. 出来上がった甘酒が甘すぎたら水を足して自分好みに調整する。
7. 甘酒を鍋に移して火にかけ(殺菌も兼ねて)焦がさないように混ぜ、麹の粒が浮き上がってきたら火から外し、冷まして別の容器に移し替え冷蔵庫で保存する。
甘味が足りない場合、色がつくが長く火にかけると水分が蒸発し甘味が増す。
これ失敗?改善できます!
酸味が強い→
温度管理を改善する。麹菌は70°以上だと死んでしまいます。低温だと活動しません。酸味あるものは火入れをして調味料に使えます。
甘みがない→
お粥が熱すぎた、または混ぜ方が足りない。
甘酒は夏の季語。熱中症予防になります。
雨の一日。お家で美味しい実験、はじまる。
雨降りの日曜日。のんびりと息子と甘酒作り。
麹をほぐしながら「これって生きてるんだよ」といってもまだ??ですが
お粥と麹を混ぜるだけで、時間が経つと美味しく体に良いものに変わることを
不思議に感じたようです。
古くから夏バテ予防に飲まれてきた栄養ドリンク。
胃腸が弱まったときにはぜひ麹でできた甘酒を。
麹はたくさんの酵素を含むので食べ物の消化吸収を高めてくれます。
もう我が家の夏の必需品です。