お弁当の彩りに重宝する「おつけもの」
おつけものは、色合いをきれいにしてくれるだけでなく、口の中をさっぱりさせてくれます。今回は夏から秋にかけてが旬の、茄子とみょうがを使った簡単なおつけものをご紹介します。
2種類のオススメおつけもの作り方
1.酢取りみょうが(みょうがの甘酢漬け)の作り方
酢取りみょうがの材料
- みょうが:適量
- 甘酢:大さじ3
- 水:大さじ3
- 砂糖:大さじ1
- 酢:大さじ1
- 塩:適量
酢取りみょうが作り方
- ボウルに甘酢の材料を合わせる。
- みょうがは縦半分に切ります
- 沸騰したお湯でさっと茹で塩をふります。
- 合わせておいた甘酢に漬け、好みの時間漬けて出来上がりです。
2.茄子の香味浅漬けの作り方
浅漬けの材料
- 茄子:1本
- 大葉:適量
- 生姜:適量
- ごま:適量
- 酢:小さじ2
浅漬けの作り方
- 茄子はへたをおとして、縦半分に切り、斜め薄切りにする。
- 大葉、生姜は千切りにしておく。軽く水にさらしてあく抜きし水気を切っておく。
- 茄子に塩小さじ1(分量外)をまぶしつけ軽くもみ、しんなりしたら軽く水気を絞る。
- 酢、千切りにした生姜、大葉、いり胡麻を軽く合わせる。
綺麗な発色は、ある調味料の効果。
いずれもあっという間に出来てしまう手軽さです。
茄子と茗荷の紫色の色素は、アントシアニン。 変色したり、色落ちしやすい色素ですが、お酢を上手く使うと、発色をよくしたり、色止めの効果があります。
酢取りみょうがの甘酢のつけ時間は、30分位で薄いピンク色に変わり、だんだん鮮やかなピンク色に変わっていき、そのまま漬けておくと1週間程度は使っていただけます。
今回はお弁当に添えましたが、焼き魚やお刺身に添えたり、様々な使い道があります。また、茄子は漬け物でも発色を美しくするのが難しい食材です。色止めには、ミョウバンを使うのが一般的ですが、味にも影響がありますし、わざわざ買いに行くのもめんどうです。今回はお酢の色止め効果を使いました。
なんでもない簡単なお弁当でも、手作りお漬け物の彩りががあると嬉しくなりませんか?よかったら試してみてください。
写真・文 野菜ソムリエ ・ 料理家 三木れいこ