花粉に効果的?知ってて損はしないポリフェノールって何だ?

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ポリフェノールって?

ポリフェノールというと赤ワインが有名。他にも緑茶のカテキン、ブルーベリーのアントシアニン、大豆のイソフラボンなど多くの種類があり、5000種類以上にも及ぶと言われています。
ポリフェノールは光合成によってできた色素や苦味の成分で、それぞれの効用を持っています。その多くに含まれている抗酸化作用から体中の活性酸素を減少させることで老化や生活習慣病を抑えることができます。

ポリフェノールが花粉症に効果的?

花粉症

ポリフェノールは、くしゃみや鼻水といった花粉症を引き起こす炎症物質(ヒスタミン、ロイコトリエン)の発生を抑える働きが期待できます。
また、アレルギー反応により炎症が起こると大量の活性酸素が発生し、症状はさらにひどくなります。活性酸素が必要以上に増加してしまうと、体内のたんぱく質、脂質、DNAなどを傷つけ、アレルギーだけでなくガンや動脈硬化などの生活習慣病、老化を引き起こします。ポリフェノールには活性酸素を抑制する抗酸化作用があるため、炎症を緩和すると考えられています。

ポリフェノールいろいろ

多種多様なポリフェノールの中でも特に花粉症対策として注目されているポリフェノールを紹介します。

◎ロズマリン酸

シソ、ローズマリー、レモンバームなどシソ科の植物に多く含まれているポリフェノール。
過剰に反応してしまう免疫機能を正常にする作用があり、アトピー性皮膚炎や花粉症などアレルギー性疾患の予防や症状改善効果が注目されています。

◎タンニン
茶、赤ワイン、レンコン、柿、バナナなどに含まれるポリフェノール。
ポリフェノール特有の抗酸化作用以外に抗炎症の効果があります。【アピゲニン】抗癌や抗アレルギー、沈静や高血圧抑制効果があります。セロリ・パセリ・ピーマンに含まれています。

◎カテキン
緑茶や紅茶、りんご、ブルーベリーなどに含まれているポリフェノール。
抗癌、抗菌、消臭、虫歯予防、血圧や血糖値の上昇抑制、脂肪吸収の抑制、そしてアレルギー反応による炎症を抑える作用などがあります。

ポリフェノールは水に溶けやすい成分なので、その効果は長期間持続できません。毎日継続的に摂取することが大切です。ぜひポリフェノールを味方につけて花粉症を恐れることなく春を過ごしたいですね。
現在も盛んに研究されているポリフェノール。今後の報告にも注目です!

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